2019年3月24日日曜日

HoI4 - 「Overall naval strategy 1.6.1 MtG」雑訳


Steam Communityに上がっているOverall naval strategy 1.6.1 MtGを雑に訳してみました。
ところどころ端折ってます。また訳者はHoI4プレイ中で、本ガイドの内容は精査できてません。最新情報等があれば適宜補って読んでください。

元記事のURLはこれです↓
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=1682839551

以下、「私」は元記事の作成者であるTaidan氏を指します。
訳者の私見が入る場合は、大体こんな感じのフォントになります。
また翻訳上の補遺は、その部分の頭に「※」を入れています。

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Intro

これは私がこれまでに理解した仕組みや変更点、そして私の運用している海軍や艦船デザインを説明するものだ。
これはただ単にシングルプレイ向きである、しかし多くはマルチプレイでも役に立つだろう。

我々は新しい要素に取り組み始めるとき、やりすぎたり、広い目で見れなかったり、
なぜ自らのやったことが役に立たなかったり実現可能外だったのか確かめなかったりすることが、あまりにも多かった。
一例を挙げよう、多くの海軍ガイドがしばしば「ただ単に」戦艦4隻、空母4隻、軽巡16隻、そして駆逐50隻建造せよとしていたけれど、
これはアメリカでプレイしていたり或いはゲーム終盤でそろそろ勝ち切ろうとしている場合くらいにしかできないものだ。
だからこのガイドでは次のことに焦点をあてよう、
まずはなぜ海軍戦略が必要なのかということ、そして次に気楽にいじくれる一般的な戦略を論理的に確立することだ。

プレイ全体を通して海軍戦略が必要になる理由が2つある。


―彼我ともに輸送船を、資源や兵隊を運んだり兵隊に補給したりするのに用いる。だから輸送船を沈めてしまえば相手の人的や工業に甚大な損害を与えることになる。これが海軍戦略が必要になる理由の75%だ、自らを守り相手に対して優位に立つために必要だ。
 強襲上陸には海軍優勢を要し、艦砲射撃は役に立つ。

さあこれからどんな話になるか述べよう。
 
海軍戦略はプレイ全体を通した建艦戦略になる。プレイヤーは長い間初期艦隊で戦うことになるだろう。だから柔軟な建艦管理を案として持つところから始めなければならず、完璧な艦隊を目指してはならない。プレイヤーは既存の艦船を用い、そしてそれをゆっくりより良い艦船に置き換えるようになるだろう。 

燃料は有限である、だから任務に当てる艦船をできるだけ少なくしたいと思うだろうし、そしてできるだけ有用な艦船が欲しいと思うだろう。

 海軍システムはプレイヤーが任務部隊に与える任務に沿って動く(任務部隊は艦隊の中でつくられるグループである)。掃海船は機雷設置任務中は掃海しないだろう。だから任務ごとに特化した艦船を持つのがよい。 

Spotting

探知はこのゲームの海軍においてあらゆるところにある。
だから探知の大規則を理解し、それを自らの戦い方に組み込む方法を知ることは重要だ。

探知行動は2つの任務部隊間における1つの主導権争いである。探知力の高いほうが先に敵を発見する。
探知力が相手より高いほど、より早く発見できる。
これが意味することには、相手の任務部隊から身を隠す場合でも探知行動が必要なのだ。

詳しくは以下の記事を見て欲しい
https://forum.paradoxplaza.com/forum/index.php?threads/naval-detection-guide.1157358/#post-25225470

探知の大規則は以下の通りだ
 

艦船が高い探知力をもつのは最も重要で、高速であることも重要である。 

こうした(↑)艦船が多くあるとより良い

 制空権は大いに役立つ 

レーダーと復号技術も役立つ

重戦闘機は制空権をとるのに役立つだけでなく、艦上戦闘機よりも良い選択肢である。
なぜなら重戦は艦戦に比べて、研究量が少なく(艦戦は船体の研究→空母の設計→艦戦自体の研究の順を必要とする)、生産コストが低く、燃料消費が小さく、また陸の航空戦に転用できるからだ。

だから艦隊を支援するには、沿岸にレーダーを設置し重戦闘機を飛ばすのがベストだ。

哨戒用の艦船には、レーダーを積んだ潜水艦か、カタパルトを満載した軽巡を充てるのが最も良い。(以後、カタパルトを満載した軽巡を哨戒軽巡と呼ぶ。)


Trade, convoys, escort and raiding

資源を輸入するとき、陸路(こちらは襲撃されない)か輸送船を用いて海路で行われる。
海路がより長くなるほど、より多くの輸送船が必要になる。だから護衛艦を少なくするにはできるだけ近くの国から輸入するのがよい。

すべての輸送船には、運ぶのが兵隊であれ資源であれ、ある海域を避けるように指示することができる。海域をクリックし選択すると、ダイアログの右下のほうにアクセス設定が3つあるのがわかる。これらは自由に通ってよい、なるべく避ける、一切の通行を禁ず、の3つである。海域に制限を加えるほど、輸送経路が長くなり、より多くの輸送船が必要になり、より多くの護衛艦が必要になる。

輸送船は対空砲や主砲を殆ど持たず、このゲームにおいて最も遅い船であり、アップグレードできず、そして敵から隠れるための能力を持たない。(※原文の"stats"を"status"と読み替えている。)もし何者かが輸送船を探すならば、輸送船は発見され攻撃されるだろう。


輸送船団護衛任務

護衛効率は、輸送船2隻に対する護衛艦が1隻を切ると失われる。

護送されている護衛艦の数を数えるには、護衛艦隊がいる海域を通過する輸送路を通っている輸送船の数の総和を取ればよい。これが意味することには、輸送路の全体を護衛しようが一部(最少で海域1つ)を護衛しようが、必要な護衛艦の数は同じだ。
護衛艦は割り当てられた海域でしか輸送船を護衛しない。
護衛されている輸送船の数を増やす方法はたった1つで、艦隊に多くの海域(輸送路が通る海域)を割り当てることだ。

だから1つの艦隊に護衛艦をすべてまとめ、世界の海域すべてを割り当ててしまえばいい。
もし2つの艦隊に分けてしまうと、その各々が独立に低い護衛効率をもつようになる。
護衛艦隊は任務部隊10個に分けよう、さすれば同時に10の海戦に参加することができる
(このとき任務部隊が1つだと9つの海戦には参加できず、輸送船を失うことになる)。

護衛効率は海軍ドクトリンや高い協調値をもつ提督によって上昇し、輸送船2隻に対する護衛艦が1隻を切ってもよくなる。

潜水艦は輸送船を襲撃することが望ましいということから、潜水艦を撃退できるなかで最も安い艦が護衛艦に最適である。これは初期型駆逐艦船体に、初期型エンジンと初期型の主砲を装備した駆逐艦である。

この状態でも対潜値が1あるので潜水艦を撃退できる。

初期(護衛効率にバフが無い)状態では、輸送船を生産する造船所1つにつき、上記の駆逐艦を生産する造船所を3つ割り当てればよい。
最適な海軍ドクトリンによるバフが乗りきれば、輸送船と護衛艦の数的比率が3:1になるので、先ほどの駆逐艦用の造船所は2つで良くなる。

もし上記の輸送船や駆逐艦が敵の水上鑑(軽巡とか)に襲撃された場合、主力艦を投入するより他に手立てがない。燃料には気を配ろう。
 

輸送船団襲撃任務

初期状態では、1つの任務部隊に2つ以上の海域を割り当てると、襲撃効率が本来の値より低下する。襲撃効率は海軍ドクトリンや高い協調値をもつ提督によって上昇し、複数の海域をより少ない数の任務部隊に任せられるようになる(任務部隊をまとめられるようになる)。
―まとめることで「本来の値」が増加する?あるいは単純に1戦闘当たりの最大艦船数が増えるだけ?

高い探知力があると事が早く進むし、敵から隠れやすくなるが、必須ではない。

基本的な戦略は単に潜水艦に輸送船を襲撃させることだ。
敵の護衛艦が出てくるまでは、魚雷が多いほど効率的な襲撃ができる。
レーダーを積んでいる潜水艦は敵に発見されにくく、輸送船を発見し易い。
だから最良の潜水艦は、最大限に魚雷を装備しレーダーも装備した潜水艦である。

対AIにはこれで十分だ。しかし敵の護衛効率が100%の場合、たとえ10000隻の潜水艦であってもどうにもならない(襲撃スパムをかまして敵の任務部隊をパンクさせれば話は別だが)。なぜなら輸送効率は輸送船の数に依拠するのであって、襲撃側の艦船数には依拠しないからだ。これは私が潜水艦を1隊100隻未満で組むのを好む理由でもある。

襲撃に用いる次善の艦は軽巡だ。
貿易阻止ドクトリンは水上艦を良質な襲撃艦たらしめるが、その実現は研究が進んだ後だ。もっともよい軽巡は哨戒軽巡だ。対空砲もつけておくとよい。

襲撃艦隊をつくる際には、以下の2通りのやり方がよいだろう
―水上艦を用いるならば、高い協調値をもつ1人の提督の下にまとめることで、少数の任務部隊に砲火力を集中する。
―潜水艦を用いるならば、任務部隊を多数用意し、敵の護衛艦隊を数で圧倒する。



Naval supremacy, patrol, strike forces and naval invasions

強襲上陸には制海権が必要だ。

さらに制海権はプレイヤーとその敵との主導権争いの場でもある。
最も重要な値は海域にいる艦船数である。打撃部隊は、たとえ港にいてもこの艦船数に含まれる。その次に重要な値が2つあり、それは航空機数と機雷数だ。

港で待機している打撃艦隊も発見されうる。だから哨戒任務から話を始めよう。



哨戒

哨戒任務に就いている任務部隊は同時に2つ以上の海域を哨戒できない。
なので艦隊には哨戒したい海域数と同じだけの哨戒任務部隊が必要だ。

探知については既に述べている。。

効率の良い哨戒が無ければ打撃艦隊は出撃する機会を失い、役に立たなくなる。
だから優良な哨戒艦をつくるのは重要だ。


打撃

打撃任務を与えられた部隊は、近くの港で待機する。打撃任務は部隊の航続距離が届く間の海域すべてに割り当てることができる。この任務に効率はない、ただ距離の制約があるだけである。

海戦が始まるか敵艦隊が発見されると、部隊が出撃し戦闘に参加する。
海戦が起きそうな海域の近くに、足の速い打撃艦隊が必要だ。
(打撃艦隊が戦闘に到着しても、その戦力を発揮するまでにはいくらか時間を要する。)

打撃艦隊をつくるには多くの説明を要する。それをこれから話そう。

立ち回りの変更 

「positioning」を「艦隊が良い位置取りを行えている」ととって、立ち回りという語を当てた。fpsの「立ち回り」を援用している形である。

立ち回り値は艦隊が戦闘中にもつ値である。この値が0%になると艦隊はその能力を半分しか発揮できない。

敵の立ち回り値を削る第一の手法は、敵より少ない艦船数で戦闘に臨むことである。
艦船数が敵の半分であれば、敵の立ち回り値は25%減る。3分の2であれば0%で、3分の1以下であれば50%だ。

第二の手法は、戦闘開始後に戦闘に参加した艦船が部隊の立ち回り値を5%、最大で50%まで減らすことから導かれる。
このことからプレイヤーは戦闘開始時になるべく多くの艦船を戦闘に参加させたいと思うだろう。だから部隊に所属する艦船の数を少なくするのがよい。

敵艦隊を探知することは、探知力の優勢度合いに比例する形で、立ち回りを有利にする。
このことから哨戒艦艇には高い探知力と低い視認性が求められる。
探知船として最もよいのは、できる限り多くの偵察機を積んだ軽巡だ。

立ち回り値には、提督の特性により25%のバフが、嵐により10%のデバフがつく。

総じて、打撃部隊にはより少ない数の艦を当てたい。つまりより重くより高性能な艦船が適している。

対空の変更
私の知る限り、空母は随分と役立たなくなったのであまり調べていない。
しかし航空機は依然として艦船にダメージを与えるので、対空は必要だ。

これを読んでほしい:https://old.reddit.com/r/hoi4/comments/awfpn7/naval_aa_effect_on_incoming_air_damage/

概すると、対空は艦船に積めば積むほど非効率になる。

戦略は2つある、全艦船に対空を装備するか、ある船に集中配備するかだ。

対空砲は装備した艦船の対空値に最大15%のバフを与え、同様に火器管制システムにより最大20%、レーダーにより10%のバフだ。
つまり対空専用の軽巡を用意するのが効率的であるということだ。
私の例では、40年型軽巡船体に対空バフ120%と対空砲5つと両用砲2つを装備して、対空値を約65得た。これが意味することには、この船と同じ戦闘に参加する味方艦艇が対空値を約12、あるいは対空砲3つ分に相当する値を得るということだ。
艦隊規模を鑑みると、艦船スロットの良い節約になっている。

結論:艦隊に対空専用軽巡を少なくとも1つは配備しよう。

ただし上記の内容は完全には正しくない。(―のでざっくりと補足する)
―対空軽巡に比較して対空砲を装備できる護衛艦に個別に対空砲を割り振ると、対空効率は良くなるが経験値が2ポイント余計にかかる。
―対空スロットを持たない艦船(輸送船、潜水艦、空母)については対空軽巡が有用。
―対空軽巡が敵航空機の攻撃を受けるので、敵航空機に相対するこちらの対空値は平均的に高くなる。
―対空軽巡はコスト対効果が高い
―対空軽巡は技術レベルに応じて、全艦船に対空配備するよりも、全体的に0%~10%良い。…ので対空軽巡をアップグレードする経験値のある国で採用しよう(例えばアメ…ゲフンゲフン)。

装甲の変更
100%正しいといえるルールだけ述べよう。

非装甲艦船は海戦で沈む。駆逐艦はハエのように沈む。駆逐艦を打撃艦隊に入れると、その80%が最初の大海戦で沈む。直衛艦にはできるだけ重装甲にした軽巡が適している。
軽巡は安く修復できるが、駆逐艦は作り直す羽目になる。

重巡は重巡含めすべての主力艦から装甲貫通攻撃を受ける。なので重巡も打撃艦隊には適さない。

本項は情報が手に入ったら更新するつもりだ。

打撃艦隊設計
主力艦1隻につき直衛艦が4~8隻必要だ。さもなくば魚雷が主力艦に届く。
空母は主力艦にカウントするが、直衛艦として重い船が1隻必要だ。
打撃部隊は以下のように構成する

―戦艦2隻:主砲2つ、レーダー、火器管制、装甲、対空砲2つ、残りは副砲
―軽巡8隻:軽巡主砲で最新のを2つ、初期型両用砲、魚雷、レーダー、ソナー、装甲

この部隊は小さいが、それは建造コストを抑えるためである。
この部隊はスタック艦隊(―勘で訳した)には勝てないだろうが、甚大なダメージに耐えて生き残るだろう。
これにより戦略的に小さな優位が生じる。資源や燃料に余裕が出てきたら部隊を大きくするとよい。


強襲上陸支援

作戦効率については打撃任務と似たようなものだ。

この任務に就く部隊は、兵隊を運ぶ輸送船を護衛し、沿岸砲撃を提供する。

沿岸砲撃による敵へのデバフは重砲で10%、軽砲で5%だ。だから主砲と対潜があればどんな艦隊でも務まる。
打撃部隊を転用するのが簡単だろう。というのも強襲上陸には制海権が必要なので、暇になった打撃部隊がまだ近くにいるだろうから。


Mine warfare

機雷は事故率を上げ、強襲上陸を減らし、海域の制海権に寄与し、航行速度を大きく減らす(これは多くの結果をもたらす)。
機雷は海域の支配権を得るための防御的な道具である。

つまり理論的には、機雷は高レベルの火器管制システムをもつ艦船や潜水艦に対して効果的である。潜水艦は他の艦種に比べて信頼性が低い。だから理論的には機雷敷設潜水艦がよいだろう。


機雷敷設

機雷敷設任務は割り当てる海域数を増やしても効率を失わない。

艦隊の中では機雷敷設艦を1つの任務部隊にまとめよう、すると艦隊が任務を行う海域に効率よく機雷を敷設してくれる。
しかし機雷施設部隊を入れる艦隊は少ない海域で活動するほうが望ましい、これは機雷敷設効果を弱めないためだ。
だから打撃任務や襲撃任務を行う艦隊にいれるとよいだろう。
また単独で艦隊を成して沿岸に機雷をばらまくのも良い、敵の強襲上陸をもっと難しくするのが目的だ。

最もよい機雷敷設艦はレーダーと機雷設置設備をもった潜水艦だ。


掃海

この任務は機雷敷設と同様にして行う、ただし潜水艦では掃海できない。
掃海部隊は機雷敷設部隊と同じような使い方をすればよい、ただし沿岸防衛艦隊は除く。

駆逐艦は掃海設備を最大3つ装備できるが、軽巡は最大2つ装備できて燃料消費がより少ない。軽巡は駆逐より機雷に当たるリスクが小さい(艦隊保全主義ドクトリンには駆逐のリスクを減らす効果がある)。機雷のほかに脅威が無ければ、掃海設備をできるだけ積んだ駆逐艦が掃海に最適である。旧式艦が使い物にならなくなることはない。
AIは機雷敷設を脅威といえるほどにはやらないので、シングルプレイにおいて掃海は不要だ。

航空機での掃海は、艦船で行うより燃料消費が大きいので避けよう。



Production, tiers, research and refitting

生産

輸送船には造船所を15割り当てることができる。
潜水、駆逐、軽巡には造船所を10割り当てることができる。
重巡、巡戦、戦艦、超戦、空母には造船所を5割り当てることができる。

重巡を除いて、主力艦の生産にはクロムが必要だ。

生産画面にて修理に用いる造船所の数を、忘れずに増やしておこう。


年式

以下のことはだいたい正しいといえる。

―1922年/初期型/tier1
最低性能、最少のスロット数、コスト対で非効率、燃料消費は少しだけ。
しかしこの型の設備は最も小さいデバフをもつ(火器管制、対空砲、重砲、中砲はいい感じだ)、しかしバフも最小だ。

―1936年型/tier2
ここからまともに使えるし、スロット数もちゃんとしている。

―1940年型/tier3
最もコスト対効果が高い。駆逐艦を除いた全船体でスロットが全開放されているが、36年型と同様に多くの鉄資源を要する。

―1944年型/tier4
贅沢な型だ。駆逐艦や潜水艦の船体がクロムを要し始め、全体として最も多くのクロムを要する。
バフもデバフも最大で、この型の設備を用いる際には再考しよう。


研究

艦隊は常に訓練させ、余剰燃料を経験値に変えよう。

海軍経験値は艦船設計とドクトリンに用い、余ったら砲弾のような小さい研究に使おう。

備考:このガイドにおける戦略上、tier2以降の駆逐艦や対潜装備は研究不要である。潜水艦のアップグレードも不要だ。


改装

艦船は同じ船体の別設計か、改装空母に改装することができる。

ここで艦船のあるモジュールを別のモジュールに変えるのは高いコストを要するが、同じモジュールのアップグレードならば安く済む。
ただし装甲やエンジンのアップグレードは高コストだ。

改装は、任務部隊画面で各艦船欄の右端にある黄色い矢印から行える。

主力艦の建造には時間がかかるから、必須のスロットだけを埋めた船を建造しておいて、設計が完了してから改装するのもよい手だ。



Naval doctrines

海軍ドクトリンを比較しよう。すべてのドクトリンは「装甲+10%」を有する。

基地攻撃

「基地攻撃」は港湾爆撃に50%のバフを与える。
港湾爆撃任務は、もし利用できるならばとても強力で費用対効果がとても高い。
だからこのドクトリンはその効果をさらに高める。

潜水艦ツリーは輸送船襲撃に標準的な効果があるが、強力ではない。

「船団護衛」は護衛効率に30%のバフを与え、これは護衛艦の必要数を減らす点でとても良い。さらに駆逐艦の潜水艦探知に20%のバフを与える。十分良いものだ。

主ツリーは空母へのバフだ。

結論:そもそも空母がバージョン1.6.1において弱体化している。空母は重戦闘機よりコスト対で非効率的で、海戦でも力不足だ。既に空母を作らないようにアドバイスしている私が、ここでこのドクトリンを薦める理由があるだろうか?


貿易阻止

最初の研究は特筆するものではない。探知力に5%のバフと指揮統制率に10のバフだ。

護衛ツリーには空母へのバフが食い込んできている。空母に対艦照準力+20%のバフは素晴らしい。これは基地攻撃ドクトリンにおいても同じだ。

潜水艦ツリーはとても強力だ。ツリー全体で海上探知+55%と襲撃効率+50%のバフを得られるのが最も良いのだ。しかし、もう一度言うが、敵のすべての輸送船が護衛されている場合、潜水艦に為す術はない。
対AIではこんな事は起きないだろう。このドクトリンの強みは3つ目のツリーにある。

3つ目のツリーは軽巡を真っ当な襲撃艦に変貌させる。この軽巡は輸送船を護衛している敵駆逐を撃沈できる、そうして敵の護衛効率が減少することで、こちらの潜水艦は輸送船を撃沈できるようになるのだ。
このドクトリンで得られるバフは、襲撃効率+50%、海上探知+25%、そして視認性に-10~-25%だ。船体が大きいほど、視認性へのバフの効果が大きい。

結論:強襲上陸や海上貿易を要さない国においてのみ採用しうる。このドクトリンでも海上輸送路を護衛することはできるが、その効率は低くなるだろう。そして海においては敵の後塵を拝するだろう。


艦隊保全主義

最初の研究は指揮統制率にいくらかのバフを与え、機雷敷設効率に10%のバフを与える。
後者は研究が進むとさらに10%のバフを得る。

潜水艦ツリーは基地攻撃ドクトリンと同じだ、だからどうでもよい。

このドクトリンの護衛ツリーは最も強力な護衛ツリーで、全体で護衛効率に40%と駆逐艦の潜水艦探知に25%のバフを与える。

3つ目のツリーによるバフは海軍対空攻撃に10%と、主力艦攻撃に10%、主力艦の指揮統制率にいくらか、そして打撃任務の性能向上(任務にて指揮統制率の減少が弱くなる効果)だ。

結論:当ガイドにおける普遍的で包括的な海軍戦略において最適なドクトリンだ。なぜなら船団護衛や機雷敷設の能力が向上し、    さらに海戦にて決定的な優越を得られるのだから。



Fuel

燃料を得るには、事は単純だ。

もし自国領に石油が大量にあるのならば、研究の合成燃料ツリーにてサイロ以下燃料精製技術だけを研究しよう、石油1単位当たりの燃料を増やすのだ。また石油が豊富な州のインフラを上げよう。

もし自国領の石油だけでは不足するならば、海軍が基本的な任務を行える程度に輸入しつつ、合成精製所を建てて合成技術を研究しよう。加えて燃料精製技術を研究してもよいが、非効率的ではある。

陸軍は大規模な機械化を避ければ、空軍は航空機を大量運用しなければ、燃料消費量は小さい。

主力艦はできる限り港に待機させ、海域には直衛艦を出そう。燃料消費量を最小限にしたい。

海域にあっても静止している船は燃料を消費しない。だから海上航空基地をやっている空母は燃料を消費しないのだ。



Conclusion, a generic strategy

艦隊保全ドクトリンにおいて、修理に造船所10を当てよう。

海軍生産

ステップ1:輸送船すべてを護衛できる分の初期型駆逐艦をつくる
ステップ2:船団襲撃用の潜水艦を50隻つくる
自由選択:機雷敷設用の潜水艦と掃海用の駆逐艦をつくる
ステップ3:軽巡をありったけつくる(哨戒軽巡と戦闘用の軽巡はつくろう、気になるなら対空軽巡もだ)
ステップ4:もし資源があるのならば、保有する戦艦の数を計画しておいて、必要な研究を終えたらつくり始めよう。


軍需生産

重戦闘機をつくろう

民需生産

沿岸に、航空基地とレーダーをつくろう

石油資源が豊富な州のインフラを改善するか、または石油を輸入しつつ合成生成所を建てよう。


艦隊の編成

以下は本ガイドの内容がすべて実施された際の完全なテンプレートである。だから好きに変えるといい。

打撃艦隊:打撃部隊(戦艦2、軽巡8)、哨戒部隊7、機雷敷設部隊、掃海部隊

特化護衛艦隊(護衛用の駆逐だけで編成する):護衛部隊8、機雷敷設部隊、掃海部隊

襲撃艦隊:水上襲撃部隊、潜水襲撃部隊7、機雷敷設部隊、掃海部隊

特化沿岸敷設艦隊:機雷敷設部隊10(こうすることで、一度の事故で全艦失うということがなくなる)